よもやま話〜ほとんど映画かも〜

アクセスカウンタ

zoom RSS 【DVD鑑賞】太陽がいっぱい

<<   作成日時 : 2018/05/13 09:21   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

太陽がいっぱい
 制作年  1960年
 監督   ルネ・クレマン
 出演   アラン・ドロン、モーリス・ロネ、
      マリー・ラフォレ、エルヴィーレ・ポペスコほか
 劇場公開 1960年6月
 録画日  DVD形式 2005年7月2日
      BD形式  2013年12月7日
 鑑賞年月 DVD鑑賞 2005年7月頃
      劇場鑑賞  2018年5月


 さらに横道にそれる。
リプリー(1999年)」繋がりで本作を…
と思ったのだが、隣町のシネコンでやっている
「午前十時の映画祭」で、本作が上映されていた。
あぁ、ブログ記事のこともあるなと、連休明けに観てきた。
なんというタイミングで上映されているのだろうかと、
ちょっとした偶然に気分は高揚した。

 劇場で観てみると、これまでの感想とは
ずいぶん違うことを感じてしまった。
あまりの違いに、帰宅後に「リプリー」を
確認のため再鑑賞してしまった。
「リプリー」に対s手も、ほぼ同じことを思ったので
年月を経て感じるものが変わったということなのだろう。
とりあえず、劇場鑑賞前に書いたメモを。

『最初に観た時期は、定かではない。
 多分、中学3年だと思っているが自信はない。
 もちろん全編を鑑賞する2005年まで、
 物語の内容を明確には憶えていなかった。
 ただ、アラン・ドロンが壁にOHPで投影した
 富豪の幼友達フィリップのサインを、
 必死の形相で書き写している姿だけが妙に印象に残っていた。

 後に「リプリー」を観て、なるほどこういう話だったのかと
 本作を思い出して観てみることにした。
 ただ、ものの本によると「リプリー」は、
 原作が同じだけで「太陽がいっぱい」のリメイクではないと
 制作側は主張しているそうだ。
 著作権問題でもあったのだろうか?
 屁理屈にしか思えないのだが…

 テレビで観たときの映像は白黒だったが、
 映画はカラーだったことに驚いた。
 考えてみれば、当時の家のテレビはモノクロだったのだから、
 それは当然のことで、何も驚くには値しない話なのだが。
 なんとなくモノクロ映画だと思い込んでいた…

 ちなみに我が家のテレビがカラーになるのは、
 自分が就職して家を出てからである。
 実際、親になると思うものだが、
 子供というのは金のかかる存在なのだ。
 脛の痛みはかじられて初めて分かるものである。

 貧乏人の青年が大富豪の友人の父親から、
 放蕩息子をアメリカに連れ戻して欲しいと頼まれる。
 ところが彼はある理屈に囚われ、
 その友人を計画的に殺害してしまう。

 この理屈は「罪と罰」のラスコリーニコフが、
 囚われた理屈と同じだ。
 原作者は、若い頃ドフトエフスキーを
 愛読していたというから影響を受けているのだろう。

 「リプリー」のジュード・ロウを
 見てしまっているからかも知れないが、
 富豪の青年の顔立ちがやたらに濃く感じる。
 イタリア人のせいもあるかも知れない。

 サスペンスとして十分楽しめるし、
 何よりタイトルどおり、眩しいばかりの太陽が満喫できる。
 いい邦題だとは思う。
 ニーノ・ロータの甘い旋律とあわせて、
 忘れがたい印象が残る作品である。

 そういえば会社に入った時(1974年)の最初の職場に、
 アラン・ドロンスタイルというのか、
 ダーバンスタイルというのかは知らないが。
 そういうファッションを好む先輩が二人いた。
 定番は肌着を着ずにYシャツ、それも乳首が透けて見えるくらいの
 薄手の生地のもを好んで着用していた。
 VAN好きの自分には、よく分からないセンスだったなぁ。
 アラン・ドロンと聞くと、いつもその先輩たちのことを思い出す。』


 まず、リプリーとフィリップは幼馴染ではなかった。
二人の関係性は「リプリー」ほど深くは描かれていないが、
幼馴染は嘘で二人の遊びのような会話だった。

次に、「アラン・ドロンが壁にOHPで投影した
富豪の幼友達フィリップのサインを、必死の形相で
書き写している姿」だが、OHPではなかった。
OHPって死語かな。
名称は分からないが、もう少し複雑な装置のようだった。
そして、その形相は、それほど必死ではなかった。

そして、これが最大の驚きだが「彼はある理屈に囚われ、
その友人を計画的に殺害してしまう」という部分。
いやぁ、全然計画的ではなかった。
したがってラスコリーニコフ的論理もない。
もっともラスコリーニコフの殺人も計画的ではなかったかも。
後付けの言い訳理論だったような気もしてきた。
「罪と罰」を読んだのは45年くらい前だからなぁ…

富豪の青年フィリップの顔立ちも、
思っていたほど濃くはなかった。
恋人のマルジュはグウィネス・パルトロウより可愛いかも。
そう感じたのは、グウィネス・パルトロウ熱が
少し冷めたからかなぁ。

今回の劇場鑑賞で「罪と罰」的なものを一切感じなかった。
それが一番の驚きである。
リプリーはフィリップに罵倒され、つい殺してしまっただけのこと。
マルジュを船から降ろし二人で語り合い場面で、
リプリーはプランがあると語ってはいたが、
その後の動きをみても思いつきで殺害したアホ男にしか見えない。

時代なのだろうか、イタリア人の国民性なのか…
警察の捜査がずさんだなぁ。
指紋調べたら、すぐリプリーだってわかるだろうに。

とはいえ、映画館で映画を観る素晴らしさを
あらためて実感した。
観客も、平日なのに30人ほどいた。
「さすがアラン・ドロン」と思う世代の人たちばかりだったが。
「午前十時の映画館」ワンコインでやってくれないかなぁ。





太陽がいっぱい 【特典DVD付2枚組】 [Blu-ray]
KADOKAWA / 角川書店
2017-12-22

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by 太陽がいっぱい 【特典DVD付2枚組】 [Blu-ray] の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル


テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
【DVD鑑賞】太陽がいっぱい よもやま話〜ほとんど映画かも〜/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる